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by noto-tourism

神道清水と高内畠地蔵堂霊水

 人間の体の大半を占める水は生命の源。水無しには人間は生きていくことができません。私もなかなかの水好きで、家の冷蔵庫にはコントレックスエビアンを備え、車には取水用のポリタンクを常備し、門前町古和秀水中島町藤瀬の霊水にはよく行くんですが、やはりミネラルウォーターも安くありませんし、名水も能都町からは遠く、どこか近くにいい水はないものかと探していました。

 そこで能都町の名水はないものかと探した結果・・・、とうとう見つけました!

 まずは高内畠の地蔵堂霊水。国道249号線、能都町高内畠地区の建設会社資材置き場裏にある地蔵堂の脇の井戸。
 この霊水にも云われがあり、今より約400年の昔、上杉謙信の軍勢が七尾城を攻め落とし、勢いに乗って奥能登にも攻め込み、真言宗・霊山寺(瑞穂地区)に火を放ち焼き払ったらしいのですが、その時に霊山寺住職が悲観の余りに高野山で修行し、この地に再び戻ったときに地蔵堂を建て、自らも堂に篭りお経を唱え続けていたそうです。ある晩菩薩から『ここに井戸を掘り地蔵の供水となし病める信心の老若男女に施興すべし。諸病必ずや平癒するなり』とお告げがあり、以来腫れ物やかゆみ、神経痛、胃腸の疾患などに効能があるとして北海道からわざわざ水を送ってくれと要望があったほどらしいです。
 とはいえ能都町に住んでいながらそんな名水を今まで知らなかったとは。すぐに地蔵堂霊水を汲みに行ったのですが、そこで見たものは・・・。

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 なんとも微妙な井戸・・・。一応蓋はしてあるのですが開けてみると埃や虫が浮いていたりで、とても生では飲めそうにない様子でした。腫れ物やかゆみに効能があるということですが、これで肌を洗い流し清めるということでしょうか?能都町に住んでいながら誰も詳しいことを知らない名水の理由がなんとなく分かった気がします。

 
 気を取り直し向かった先は能都町神道地区の神道清水と呼ばれる名水。こちらは美味しいお茶やコーヒーを入れるために、また水道がひかれる前までは地元の方の生活の水として愛飲されてきた知る人ぞ知る名水の穴場らしく、この地区に水道がひかれた今も地元の方々は家まで清水をひいているそうです。

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 こちらは山から直接湧き出る山水で、一口すくって飲んでみたのですが、急斜面の山から直接湧き出ていることもあり、日本産の代表的なミネラルウォーターに比べると少し軟らかい印象の水で雨水が短期間でろ過されたのだと推測されますが、かといって旨味や個性が少ないわけではなく山の香りを感じることができる水でした。

 しかしこの神道清水、名水として広く認知されていたり観光用に町が管理しているわけでもないので、案内看板など皆無。地元の方に聞き、何とか辿り着くことができました。

 今日は汲んで帰った神道清水で二三味コーヒーでも楽しもうかと思います。

 みなさん、車にポリタンク積んでますか?奥能登観光の際はぜひともお忘れなく!
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by noto-tourism | 2004-09-08 17:26 | 名水