魅惑の島!? 舳倉島
2004年 09月 07日
今日は輪島港から船で約1時間30分の海上に浮かぶ舳倉島の紹介なんですが、能登に住んでいながら名前しか知らなかったその島に興味を持ったのは大学生の頃、友人の一言からでした。
『輪島の沖にさ、舳倉島ってあるでしょ?あそこって海女さんがたくさんいる島らしいんだけど、なんかフンドシ一枚の海女さんがいるんだってさ。面白そうじゃない?』
んなことあるわけね~じゃん!とか思いつつも興味を引かれた私は友達数人と輪島港からフェリーに揺られ魅惑の島を目指したんですが・・・。
結果から言うとこんな↑フンドシ一丁のお姉ちゃんなんてすでにいませんでした。海女の皆さんは黒いウェットスーツに身を包んでいたのですが、まぁそれならそれでいいやと島を散策していると、どう考えても怪しげな人たちが島内をうろついているのに気がつきました。
ふんどしを見に来た私たちも充分怪しいですが、その人たちは大きなカメラを抱えて何かを探している様子だったり、見たところ何もないような岩に向かってカメラを構えたりしていたのです。
ドキドキしながらも私はその中のひとりに『何かを撮っているんですか?』と尋ねると、その人は静かに岩を指差したのです。
そこには見たこともないような変わった柄?の鳥がいました。鳥なんて全く興味がなかったのですが、その鳥がその辺にいるようなありふれた種類ではないということはわかります。
そして私は知ったのです。この島が渡り鳥の中継地点であり、日本ではここでしか見ることができない希少な鳥を求めてバードウォッチャーたちが集まっていたのだと。
あれから何年も経ち舳倉島のことはすっかり忘れていたんですが、偶然孤独の冬というサイトを知り、こうしてここで紹介しようと思ったわけですが・・・。
ま、実際に取材として行ったことはないので何とも書きようがないのですが、小さな島に6つもある神社や、石葺きや黒い瓦の上に乗った縄、奇妙な形の石塚など独特の風景、そしてなによりめったに見ることができない鳥など、ふんどしの海女さんの儚いロマンが消え去った今も何かと興味深いこの島。いつかまた行きたい場所のひとつです。
みなさんもどうですか?能登観光のルートに魅惑の島を組み込んでみては?そして私の代わりに、奇妙な形の石塚の謎を解いていただきたいなぁ~なんて(^^;)
■参考ページ
輪島市観光協会