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by noto-tourism

空海創建の寺/法住寺

 珠洲の秘境・曽の坊の滝が空海の修行の場だったと知った私は、いつだったか見附島を見に行ったときの写真に関連した文書が写っていたのを思い出しました。

見附島と空海

 弘法大師空海が唐の国に渡り恵果アジャリのもとで修行され三国伝来の伝承者と認められ金胎両部の潅頂をうけ密教伝来の三杵を授けられた。
 唐の僧たちはその三杵を奪い返さんと、日本に帰ろうとする空海を海岸まで追い詰めてきた。そのとき空海は、東方を望まれ『密教有縁の所に生きて我を待つべし』と三杵を大空高く投げられた。
 帰国された空海は、三杵を求めて海路佐渡より能登沖を通られたとき、波の音とともに法華経を唱える声が聞こえてきたので島を頼りに着岸された。(これが見附島ですね)
 そこで村人たちの案内により、山の桜の樹に捜し求めていた三杵のひとつ五鈷杵が光り輝き白夜法華経を唱えていたのを見つけた。
 空海は深くお喜びになり、ここに一宇を創建され吼木山法住寺と名づけられた。

 そして三鈷杵は高野山の松の樹に、独鈷杵は佐渡の小比叡山の柳の樹にかかっていた。

 それより島を見附島と呼び縁結びの神を祭り、海難の守り神とともに小社を安置し、4月18日を祭日とし舟を繰り出し島上に登り祝詩を奉じてきた。(昔は見附島に登る階段があったそうですが、今はないです)

 しかし今は歳月による風化に加え、能登沖地震や台風の被害により、島に往時の偲ぶ雄姿はなく島の社も崩壊したまま今日に到っています。

平成十二年七月   見附の社



 先日曽の坊の滝を見に行ったときは、滝への目印程度に考えていたんですが、なるほど本当に空海ゆかりのお寺だったんですね。
 ちょうどそのときに写真を一枚撮ったので掲載しておきます。

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 こちらは正門ですね。ここから100mほど階段を登ると法住寺です。
 門の周辺には桜が植えられ(これが五鈷杵が刺さっていた樹!?)、春には桜吹雪が見れることでしょう。小川のせせらぎが聞こえ小鳥のさえずりが聞こえる、まるで昔話の世界に迷い込んでしまったかのような場所です。

 それにしても空海が杵を求めて旅した3ヶ所のひとつが能登の山寺だったとは・・・。空海にゆかりのある話や土地は全国にたくさんあるでしょうが、奥能登で他にこのような場所があればぜひとも紹介したいです。そういえば空海が水不足で困っていた村人のために掘った泉の話も聞いたことあるようなないような・・・。空海について勉強することにします(^^;
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by noto-tourism | 2004-08-31 15:55 | 能登の観光情報(珠洲市)