菅原神社と久田船長碑
2004年 08月 03日
能都町鵜川のこの神社は鵜川天満宮ともいわれ、10世紀末頃の創立と伝えられています。
この神社で11月初旬に行われる『いどり祭り』は、ユーモラスな神事として全国的にも有名で、祭りの儀礼であるその年の当番が奉納した大鏡餅を他の者が様々に酷評(当地の方言で酷評:いどる)するというものです。
また境内には、青函連絡船の船長だった久田佐助の碑があります。
久田佐助は、元治元年(1864)鵜川に生まれ、東京商船学校卒業後、明治36年(1903)6月、青函連絡船・東海丸の船長となりました。
しかし、その年の10月29日未明、大嵐の津軽海峡において東海丸はロシアの貨物船と衝突。久田船長は乗客乗員を救命ボートに乗せますが、自身はマストに体を縛り非常信号の汽笛を鳴らし続けたのです。
彼の死後、その勇気ある行動は『大和魂の権化』とも呼ばれ、昭和初期の小学校の教科書にも掲載されるなど、永く人々に語り継がれています。
さて、5月25日にセクシーなお尻と題して、能都町神野地区・鶴町神社の変わったポーズの狛犬を紹介したんですが、この菅原神社の狛犬も一風変わってますよ。
人面犬の怖い話が小学生の頃によくありましたが、もしかしたら・・・。
というか、犬というよりタラコ唇の太ったオジ様の顔に見えてきません?
by noto-tourism
| 2004-08-03 15:22
| 狛犬