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by noto-tourism

謎多き山中の城で教訓を得る

[写真削除]

 先日、内浦放牧場を見に行ったときのこと、道中に変わった看板を見つけて思わず車をとめました。(写真1参照)

 戦国の名城 末次城!?錆がかかり草に埋もれた看板には、確かにそう書いてあります。私は能登の観光地はほとんど知っているつもりでいましたが、まさかこんなところに城があったなんて全く知りませんでした・・・。

 付近に駐車場などは無かったので、ハザートをつけて5分以内に帰ってくるつもりで私は看板の先に向かったのです。
 看板を辿り山のふもとまでくると、そこには手作りと思われる小さな案内標識に【↑登り口】と書いてありました。しかしどう見ても目の前には道は無い!あるのは今にも草に埋もれそうな獣道だけでした。

 私は不安ながらも恐る恐ると獣道に踏み込んでいったのです。周りはうっそうとした森、晴天の昼間だというのにほとんど光は差し込んできません。しかも獣道の側にはお墓と思われる苔むした石が立ち、ますます不気味に思えてきます。

 険しい道を恐る恐る歩いていくと、しばらくして森が明るくなってきました(写真2参照)。しかし相変わらず道は歩きにくい獣道、しかも分かれ道が何本もあり、どちらへ行けばいいのか、自分が何処にいるのかさえ分からなくなってきます。

 このとき私ははじめて後悔しました。なぜ興味本位にこんな森なんかへ踏み込んでしまったのだろうと。そして一刻も早く末次城の実態を確かめ山を降りようと心に誓ったのです。

 しかし行けども行けども獣道、本丸跡への案内看板もあまりにも頼りない(写真3参照)。どっちが目的の本丸跡なのかわからないまま本能に頼って足を運んでいたのです。

 歩き始めて10分くらい経ったでしょうか?傾斜のきつい獣道をスーツと革靴で歩いたせいか汗で体中がベタベタ、息は切れ足は棒になっていました。

 そして私はようやく辿り着いたのです!戦国の名城 怪しい看板 地元民の私も知らなかった末次城に!


な、な、なんじゃこりゃーーーー!


あれ、石垣は?城の周りの堀は?本丸跡は?

・・・頂上には末次城址の碑と古びたベンチが二つ。(写真4参照)

 城が見たくて、黒塗りの広島城に行ったほどの自称城マニアの私も、今回はさすがにがっくし・・・。私が想像してた【城】とは違い砦のようなものが昔はここにあったのかもと自分に言い聞かせるのでした。

 ちなみに碑の横に城の云われのようなものが書いてある石碑もありましたが、もうこの時点で体力・気力を失っていた私はどうでもいいやモード。とりあえず写真だけ撮っておきました。(写真5参照)

 ベタベタのシャツと中敷に草や虫がはいった革靴で私はトボトボと自分が辿った道を戻るのでした。


今日の教訓:怪しい看板を見つけたら躊躇無く突っ込めるように、それなりの装備は車に積んでおくこと
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by noto-tourism | 2004-06-23 16:58 | 能登の観光情報(内浦町)