能登の旬な情報をお届けします。


by noto-tourism

めんたいいじりの物隠し穴

「めんたいいじりって、なにをいじるのよ?」
そんなツッコミはいらないですよw


“宝暦杉”ではなくホントにみたかった“某史跡”が、この“めんたいいじりの物隠し穴”なんですが・・・。
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- 写真:『柳田村の文化財 第二集』 柳田村教育委員会 p28 -


場所はたぶん先ほどの宝暦杉の近く、おそらくいまも現存しているであろうと思われるこの変わった名前の史跡は、昔々の人の“食糧貯蔵庫”のようなものです。

はぁ・・・、でも色々探し回ってご近所の方々に聞きまくったんですが、結局現物は確認できず。どうやらかなり認知度の低い史跡だったようです。

資料によると“めんたいいじり”というのは、ある特定の場所の名前のようで、そこにはこうもりの巣にもなっている横穴が数多く開いているそうです。

その穴のひとつがこの“めんたいいじりの物隠し穴”なんですが、穴の中には極めて難読の風化した文字が文字が彫られていたそうです。

 天 六 乙 大小 [ ]

専門家の調べにより、これはきっと“天保六年”に彫り残されたものであろう、ということになったそうですが、天保6年(1835)といえば天保の飢饉、連年の凶作で人々は飢え苦しみ、死体がそこいらじゅうに転がっていたという恐怖の年です。

この辺りの人々も例外ではなく、今食べるものも、そして来年植え付ける予定の種でさえ底を尽きそうでした。
そこで人々は翌年の食糧生産に備えるために、この穴に大小様々な“種”を集め、昼夜交替で守り通した、とのことです。

ですから、この高さ105cm、奥行き192cmの小さな穴の奥には、灯明を置いた形跡もあるそうです。
全ての村民から集めたこの種、もしも盗賊に盗まれたり、役人に取り上げられたり、仲間割れで独り占めされたりしたら大変ですからね。守るほうも命がけだったことでしょう。


続けて暗いお話でしたね。
でも明るく綺麗で、新規開発された観光施設だけではなく、能登の歴史を知ることができるこうゆう史跡もぜひ皆さんに知っていただきたいと思い、今回紹介しました。
こうゆう文化遺産は、いつかきっと消えてなくなってしまいます。物理的にも、そして記憶の中からも。
一部の資料に残っているだけじゃ、忘れ去られてしまったのと一緒ですからね。


あと気になっているのが
・真念寺 鬼簿帳 (鬼の記録?)
・のぞき谷 (覗きこむほど深い?)
・鬼の狩衣 (鬼を狩るときに着ていた?)
・耳切不動 (耳がない?)
・竜王塚 (ドラクエⅠのボス?)
・蟹甲石雨請伝説 (???)
などなど

基本的には能登に観光にいらっしゃった方が、フラリと立ち寄れる場所を紹介するというのがモットーですから、特定の人しか見る・体験することが出来ないものは省き、吟味して紹介していきます。
“物隠し穴”も正確な場所がわかり次第、追記しますね。

とりあえず次は“竜王塚”かな・・・。“竜”とか“鬼”に過剰に反応するのは私だけ?
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by noto-tourism | 2005-03-09 16:09 | 能登の観光情報(柳田村)