能登の旬な情報をお届けします。


by noto-tourism

能登岩虫が採れる

釣り餌によく使う岩虫って知ってますか?
ソメ科の環形動物で、海岸の岩の割れ目や砂泥中に住んでるんですが、体長約30cmで赤褐色、体の前部は丸くて後部はしだいに扁平になるミミズみたいな虫です。

いわめ・いわいそめ・あかむし・ほんむし・どろむし・くろむし、などとよばれるこの生き物は釣具屋さんの餌のコーナーに行けば目にすることはできますが、実際に採っているところを見たことがある人は少ないのでは?
a0017012_1515457.jpg

ここは能都町のとある海岸。地元のオッチャンが自前の道具で岩を割り、岩虫を採っています。1kgでン万円もする貴重な虫を、売るのかと思いきや、聞くと自分で釣りをするのに使うのだとか。
a0017012_156697.jpg

割った岩には小さな穴が開いており、その穴からウジャウジャと岩虫が出てきます。一見するとグロテスクですが、お魚さんには大好物の虫ですからね。

オッチャンはこの岩虫でアブラメを釣るということです。アブラメは冬が旬。いいですねぇ、晩ご飯の食材を釣るための餌でさえ自給自足みたいな感じですもんね。

ちなみに岩虫は全国どこにでもいますが、能登の岩虫は“能登岩虫”とブランド名がつくほど有名で、魚の食いつきも良く、長く持つと評判だそうです。


オッチャンとしばらく談笑していると『アンチャン、サザエでも食うかぁ?』と聞かれたので、『おっ!いいっすね~』なんて私が返事をすると同時にオッチャンはおもむろに海の中に手を突っ込みサザエを拾ってくれました。

しかも貝殻を割って身をむいてくれるというサービスつき。ありがとうオッチャン!
a0017012_15181145.jpg

割ってもらったサザエを軽く海水でゆすいで、そのまま口の中に放り込むと、コリッコリッという気持ちのいい食感と共にサザエの甘さと磯の香りが口の中に広がります。ウマイ!
ほんの数年前までは私もサザエ採りに海へ潜ったりしてたんですが、こうやって採ったばかりのサザエを食べるというのは何とも懐かしいです。


能都町は海とテニスと縄文の町。縄文遺跡の展示館や公園、町営テニスコートがあったりするわりには、私たちにとって“海”はあまりにも身近すぎてその魅力に気付きにくいのも確かです。

グリーンツーリズムで奥能登にいらっしゃる方にも、是非ともこの“海”を体験していただきたいですね。
[PR]
by noto-tourism | 2004-12-03 15:29 | 能登の旬な情報