能登の旬な情報をお届けします。


by noto-tourism

真脇遺跡公園のお話/定住の礎=イルカ

真脇遺跡からはおびただしい数のイルカの骨が発掘されています。遺跡が存続していた4000年間の全期にわたって真脇ではイルカ漁が盛んに行なわれていたのです。

真脇の縄文人にとってイルカは、神の恵みのような存在でした。何しろ1頭のイルカの77%が可食部であり、それ以外にも油などがとれたのですから。

そして出土した土器の中にはイルカの油だけが付着したものがあり、イルカ油の貯蔵についても縄文人の知恵がはたらいていたことを証明しています。

出土したイルカ骨の半数以上がカマイルカという種類のものでした。体重は平均で100kgを越します。つまり1頭につき、1ポンドのステーキが170人分とれることになり、一度の漁で平均5頭を捕ったとすると、村の消費量をはるかに越えるものとなっていました。

縄文の時代というのは、食料を求めて移動する生活が普通です。しかし真脇の人たちはイルカという神の恵みによって永く定住できる礎をもてたのです。
[PR]
by noto-tourism | 2004-11-26 13:27 | 能登の観光情報(能都町)