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冬のグリーンツーリズム/囲炉裏のお話

 のとツーリズム/グリーンツーリズム担当者が、皆さんに能登の暮らしや自然を体験していただこうと、毎日そこらじゅうを走り回って情報収集やら準備などを進めていますが、今回のグリーンツーリズムでキーとなってくる“囲炉裏”について今日は少しお話したいと思います。

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 まずは炉の名称と炉辺のお話。

 この辺りでは囲炉裏の炉のことをヘンナカといいます。ヘンナカには四辺があるわけですから、もちろん誰がどの場所に座るかも自ずと決まってくるわけです。左の図を参考に(小さくて見にくいときはクリックして大きくして)しながら読んでくださいね。

 主人が座る席、それはヨコザになります。玄関からガラッと戸を開けて正面ですね。今でいう上座で、一番えらいお父さんが座ることになっています。

 そしてヨコザのお向かいさん、入り口の戸から近い寒ぅ~い場所はシモザ、お母さんの席になります。お嫁さんがいる場合はその後ろのほうにちょこんと座らせられる羽目になるそうです。お嫁さんて肩身狭いっすね・・・。

 オトコザは長男(お婿さん)が座ります。また大事な来客もここに座る場合があるそうです。

 タナモトはお婆ちゃんや孫が座ることになり、そうなると弟や妹、お姉さんはどこに座るんかいなと思われますが、やはり後ろのほうに座ることになるようです。

 ちなみにキバラ(キョッパ)というのは薪や炭などを置く場所で、アテ製の薪を切る台なんかも置いてあります。

 で問題の食事なんですが、台所に膳を並べて食べていたそうです。今みたいに魚を囲炉裏で焼いてそのまま食べたりとか鍋をつついたりとかはしなかったんでしょうか?

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 ちなみに囲炉裏の上にこんなやつ→がぶら下がってるの、見たことありますよね?もちろんそれぞれの部位に名称があるんですが、バンドという部分を注目して見てみてください。ここが魚形の彫り物だったりするとお金持ってる人の家ってことらしいです。

 また冬のグリーンツーリズムで使用する予定となっている囲炉裏は、こうゆうのがダブルで並んでいる大きいタイプのものだったりもします。参加される方にはこうゆうところも見ていただけると嬉しいです。



 囲炉裏に関する俗信なんかも調べてみると面白いもので、自在鍵の縄が切れると不幸がある、縄を同じ年に替えると気の狂った人がでる、囲炉裏に湯水を捨てると病人がでる、囲炉裏にオシメを干すと子供が火傷する(罰があたる)などなど、囲炉裏をとても大事にしていた様子がうかがえます。
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by noto-tourism | 2004-11-12 15:37 | 能登のプチ情報