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by noto-tourism

加賀屋/宿泊レポート

 研修と慰安を兼ねて日本一の旅館/和倉温泉 加賀屋に宿泊してきましたので、簡単ですがレポートを書いておきたいと思います。

 宿泊したのは加賀屋グループの中でもリーズナブルな料金設定で宿泊できる“能登本陣”です。いわゆる団体向けの棟で、宴会やイベントもあわせて大人数で楽しむことができる施設となっているようでした。

 客室は純和風で10畳ほどの座敷と広縁があり、掘り炬燵も設置してあります。この棟は海側に面した部屋と町側に面した部屋がありますが、今回は町側の部屋。海側に比べると眺めは良くないですが、和倉温泉の旅館としては最古の数寄屋造りの建造物として知られている渡月庵のライトアップが見れるのは◎ですね。

 部屋を確認したら次に気になるのは料理とお風呂。

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 今回の料理は以下の通り。

先付
梅貝の小松菜和え
こんか鰯(塩漬けの鰯と糠を糀に漬けた能登の郷土料理)

秋の彩り
車海老の味噌漬
伊賀栗
干し口子
鴨ロース
烏賊の海女漬け

お造り
間八
烏賊
白身魚

焚合せ
飯蛸早煮

焼物
能登和牛朴葉焼

台物
能登いしる風沢煮鍋(いしる=日本三大魚醤)
はたはた めぎす団子

洋皿
甘海老とオクラのカクテル
金時草 かぶら

蒸し物
萩百合根蒸し

御飯
能登こしひかり

デザート
栗ムースとハーブゼリー

 以上です。
 どの料理も素材の味を生かした上品な味つけで、色々な料理を少しずつ楽しむことができます。しかし、確かに色々な味は楽しめるのですが“よく知ってる味”だったのが残念です。こればっかりは加賀屋さんのせいじゃないんですが、自分のイメージで加賀屋=一度は行きたい憧れの旅館=きっと今まで食べたことも無いモノ凄い料理が出てくるはずという勝手な図式が出来上がっていたので感じた率直な感想です。

 でも料金に見合った料理ということで満足度は85%、品数を減らしてでも一品か二品、感動するような変わった料理が出てきたら大満足だったことでしょう。

 あ、そうそう勝手なこと言ってますがあくまでも個人の感想なので、私のコメントが加賀屋そのものではないということだけご了承ください。

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 料理のあとは加賀屋雪月花歌劇団によるショーを堪能。オコチャマな私は娯楽としてショーを楽しむとができず、ダンサーの目の動きや顔の振りばかり見ていましたが、さすがはプロ!なにも分からない私にでも感動させられる身体のキレがあります。衣装の早着替えで色々なストーリーが仕立てられていますたが、最初から一本通したストーリーをダンスで表現したほうが私としては好みです。華やかで、色々な衣装や日舞、洋舞などおなかいっぱい楽しめますが、展開が速過ぎて観賞に集中できないです。

 お腹もいっぱい、ショーも堪能して二次会のカラオケで声が枯れるまで歌ったあとは、いよいよお風呂。

 今回利用した“恵比寿の湯”といわれる大浴場は大きく3つのフロアに分けることができます。また浴室内にエレベーターも備えている点も面白いですね。

 さて一階の大浴場。こちらはベーシックな浴槽で窓からは七尾湾を望むことができ、浴槽も30人以上は軽く入れるほどの大きさです。また温泉を飲用できる飲み湯口はここにあります。

 二階、とはいっても脱衣所と同じフロアなので一番最初に目に付くであろう空中露天風呂は建物から少し突出しているせいか、まるで七尾湾にふわふわ浮かんでいるお風呂のような感覚です。お湯の温度は少し高めですが海から吹く心地よい潮風がついつい長湯を誘います。

 そして三階。こちらは開放感あふれる野天風呂となっています。七尾湾を遠くまで望める大きな窓と天からの光を存分に取り込む大きな天窓。また天気のいい日はガラス窓を開放しているそうで、あいにくの雨が恨めしく感じます。でも、このフロアにはサウナもあり景色も最高なのにお客さんの人気は微妙な様子。他のフロアは多くの方が出たり入ったりしていますが、三階野天風呂は一時間浸かっていてもほんの数人しか入ってきません。お湯は他よりは少しぬるめでゆっくり芯まで温まることができます。

 いつもよりゆっくりと湯に浸かり疲れを癒したら、あとはふかふかの布団で眠るのみ。枕の硬さや高さが合わなければ交換もするというサービスも心憎いですね。こうして夜は更けていきました。

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 すっきり目覚めたら朝食。定番の温泉卵やその場で炙る一夜干し、シバタケの味噌汁で御飯が2杯3杯と進みます。そういえばこんなにおかわりしたのは学生時代以来です。ま、なんにせよ朝ごはんを美味しく食べることができるというのはいいことですよね。


 レポートはざっとこんな感じです。正直言って日本一の旅館/加賀屋に客として期待した料理や施設に対してはいまいち感が強かったんですが、サービスに関してはかなり高いレベルでした。いや、正確に言うとレベルが高いというよりかは基本がしっかりしているということ。どんなことに対しても柔軟に対応してくれる応用力がすごかったです。しかも全ての接客係が、です。

 サービス業とはこうあるべき!とか、接客はこうしなさい!というのは多くの人が口を揃えて同じようなことを言いますが、それを実際に完璧に近い形でこなす姿こそが長年日本一と言われ続ける所以なのかなと感じます。

 そうそう、社長が言ってました。多くの人が一度はディズニーランドやUSJに行ってみたいと感じるのと同じように、一度は加賀屋に泊まってみたいと憧れるような旅館であり続けたいと。

まとめ
 私にはマンモス旅館というのはどうも性に合わないようで、つい粗探しをしてみたくなる性分があるようなので、かなり偏った意見になっているかもしれません。でも、自然体で気持ちのいい、感動できる接客はさすが日本一。この人たちに接客してもらうなら、もう一度泊まりたいなと思わせてくれます。そして、この人たちを育てた人やモノ、会社とは一体どうゆうものなのか興味が湧いてきます。
 お客の立場からサービス、接客について学ぶことができた今回の宿泊。加賀屋の皆さんには心から感謝いたします。ありがとうございました。
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by noto-tourism | 2004-11-02 17:22 | 能登のプチ情報